訪問鍼灸 保険と自費の違い

訪問鍼灸マッサージを調べていると、「保険で受けられる」という案内と、「自費で受けられる」という案内の両方を目にして、うちの場合はどちらになるのか、費用はいくらかかるのか、迷う方が多いと思います。この二つは、対象になる条件も、支払う金額も異なります。この記事では、医療保険で受ける場合と自費で受ける場合の違いを、どちらかに偏らず整理してご説明します。のびのび訪問施術院は、医師の同意にもとづく医療保険を使った施術を中心にしています。

要点から。医療保険で受ける場合は、慢性的な痛みやしびれなどについて医師が治療の必要を認め、通院がむずかしいことが条件です。1回の施術は総額3,950円で、支払うのは負担割合の分だけ。1割なら約395円、2割なら約790円、3割なら約1,185円が目安です。自費で受ける場合は、医師の同意などの条件がいらない代わりに、費用は全額が自己負担になります。のびのびは、医師の同意にもとづく医療保険を基本にしており、まず保険が使えるかどうかの見極めからお手伝いします。

訪問して受けるサービスは、お金の出どころで性格が分かれる

自宅に来てもらう形のサービスには、いくつも種類があります。デイサービスの送迎、ヘルパーの生活援助、訪問リハビリ、それに訪問鍼灸マッサージ。名前だけ並べると似たような枠に見えますが、実際に区別するときの手がかりは「どの財源で成り立っているか」です。訪問系のサービスは、大きく医療保険(療養費)、介護保険、自費(実費)の3つに分かれます。財源が違えば、利用の条件も自己負担の考え方も変わります。ここを最初に押さえておくと、あとの話がずいぶん楽になります。

介護保険で受けるのは、暮らしを支えるためのサービス

介護保険で使えるサービスは、要介護認定を受けた方が対象です。デイサービスやショートステイ、ヘルパーによる訪問介護、訪問リハビリテーションなどがここに入ります。目的は日々の暮らしを支え、いまできることを保つこと。市区町村が認定した要介護度に応じてひと月に使える限度額が決まっていて、その枠の中でケアマネジャーが計画を組み立てていきます。豊中や吹田で「もう介護保険はいっぱいで」と感じている方は、たいていこの限度額のことを指しています。

訪問鍼灸マッサージは、医療保険(療養費)で受ける

いっぽう訪問鍼灸マッサージは、介護保険ではなく医療保険の療養費という仕組みで受けます。前提になるのは医師の同意書です。かかりつけの先生に同意書を書いてもらい、それをもとに保険が使えるようになります。要介護認定は必要ありません。認定を受けていない方でも、症状と条件が合えば利用できます。保険の対象になるのは、神経痛・リウマチ・頸肩腕症候群・五十肩・腰痛症・頸椎捻挫後遺症といった慢性的な痛みやしびれです。関節を動かす機能訓練も施術のなかに含まれていて、これに追加の料金はかかりません。鍼やお灸、マッサージはお体を楽にするための手当てであって、病気そのものを治すものではありません。感じ方には個人差があります。介護保険と医療保険のどちらで受けるのかは、訪問鍼灸マッサージは介護保険?医療保険?でもう少しかみくだいて整理しています。

自費の出張マッサージは、保険を使わない慰安のサービス

3つめが自費、いわゆる実費のサービスです。出張マッサージやリラクゼーションがこれにあたります。保険を使わないので、医師の同意書も要介護認定もいりません。予約すればその日から受けられる手軽さがあります。ただし費用は全額自己負担で、目的も体をほぐして気持ちよくなってもらう慰安が中心です。療養費のように症状を対象にした保険適用にはなりません。気軽さを取るか、保険の枠組みで無理なく続けるか。そこが自費と医療保険の分かれ道になります。

「介護保険を使い切ったから無理」は、よくある誤解

ご相談でいちばん多いのが、この思い込みです。デイやヘルパーで介護保険の限度額をほとんど使っている方から、「もう枠がないので鍼灸は受けられませんよね」と言われることがよくあります。ここははっきりお伝えしたいのですが、訪問鍼灸マッサージは医療保険の療養費なので、介護保険の限度額とは別の枠です。介護保険をどれだけ使っていても、そこには響きません。デイサービスに通いながら、別の日に訪問鍼灸マッサージを受ける。この併用はふつうにできます。ひとつだけ気をつけたいのは、同じ部位について医療保険の訪問リハビリと鍼灸を同時に算定することはできない点です。体の別の部位であれば重なりませんし、迷ったときはケアマネジャーや当院にたずねてください。

医療保険で受けると、実際いくらになるのか

費用の目安も見ておきましょう。訪問鍼灸マッサージは1回の施術が総額3,950円で、このうち自己負担は保険の割合に応じた分だけです。1割負担の方なら約395円、2割負担の方なら約790円、3割負担の方で約1,185円。週2回のペースで続けても、1割負担ならひと月およそ3,160円におさまります。介護保険の限度額とは別枠ですから、この金額が介護のサービスを圧迫することもありません。自己負担額の出し方や内訳については、料金はいくら?医療保険の自己負担額と仕組みにまとめてあります。

大阪で迷わないための、制度の見取り図

最後に整理します。暮らしを支えるデイやヘルパーは介護保険、慢性的な痛みへの鍼灸マッサージは医療保険、気持ちよさが目的の出張マッサージは自費。同じ「訪問」でも、立っている土台がそれぞれ違います。豊中・吹田・茨木・箕面のあたりで利用を考えている方は、まず自分が受けたいものがどの財源のサービスなのかを見分けるところから始めると、話が早く進みます。訪問鍼灸マッサージについては、医師の同意書があれば要介護認定がなくても受けられますし、介護保険を利用中の方でも別枠で併用できます。どの枠に当てはまるか分からないときは、遠慮なくご相談ください。症状やお体の状態をうかがったうえで、使える制度をいっしょに確かめます。

よくある質問

訪問鍼灸マッサージは、保険を使うといくらかかりますか?
1回の施術は総額3,950円で、払うのは負担割合の分だけです。1割の方で約395円、2割の方で約790円、3割の方で約1,185円が目安です。月ごとの自己負担は、1割の方で週1回ならおよそ1,580円、週2回ならおよそ3,160円が見当になります。

自費で受けると、いくらぐらいになりますか?
自費の場合は、保険のような負担割合の仕組みがなく、かかった費用の全額が自己負担になります。そのぶん続けるほど負担は重くなります。のびのびは医師の同意にもとづく医療保険を中心にしていますので、まずは保険が使えるかどうかを確かめてからご案内します。

保険と自費は、どちらを選べばよいですか?
慢性的な痛みやしびれなどがあり、医師が治療の必要を認め、通院がむずかしい方であれば、まず保険が使えるかどうかを確かめるのがおすすめです。保険が使えれば負担が軽く、続けやすくなります。当院は医師の同意にもとづく医療保険を使った施術が中心ですので、対象になるかどうかも含めてご説明します。

保険が使えるのは、どんな条件のときですか?
慢性的な痛みやしびれ、麻痺などの症状があって、その治療に鍼やお灸が必要だと医師が認めていること、そして自力での通院がむずかしいことが条件です。これらに当てはまるかどうかは、体の状態やお住まいの状況によって変わりますので、まずはご相談ください。

医師の同意書は、自分で用意しないといけませんか?
いいえ。同意書のお願いの仕方や、必要な書類の段取りは当院がお手伝いします。かかりつけの先生がいる方は、その先生にお願いする形が一般的です。かかりつけがない方でも、進め方をご案内しますので、ご家族が一から交渉する必要はありません。

マッサージは保険で受けられますか?
のびのび訪問施術院で保険を使って行うのは、すべて鍼やお灸による施術です。手で筋肉をほぐすなどのケアは、鍼やお灸に加えて追加料金なしで組み合わせています。まずは体の状態をうかがい、鍼やお灸による施術が保険の対象になるかどうかをご説明します。

介護保険のサービスを使っていても、保険で受けられますか?
受けられます。訪問鍼灸マッサージの費用は医療保険で計算するため、介護保険の区分支給限度額とは別の枠になります。デイサービスやヘルパーをすでに使っている方でも、その枠を減らすことなく受けられます。

相談だけでもできますか?費用はかかりますか?
相談だけでも構いません。体の状況をうかがったうえで、保険と自費のどちらが合いそうか、保険が使える対象になりそうかをご説明します。無理にお勧めすることはありませんので、気になることから聞かせてください。

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