
頭が重い、締めつけられるように痛む、後頭部から首すじにかけて張る。こうした慢性的な頭痛や頭の重さに長く悩まされている高齢の方は少なくありません。首や肩のこりと手をつないだような頭痛は、年齢を重ねた方にもよくみられます。のびのび訪問施術院は、外出して通うのがつらい方のお宅にうかがい、はり・きゅう・マッサージの施術を行う訪問施術院です。この記事では、慢性的な頭痛を首肩のケアという角度からながめ、まず見のがしてはいけない頭痛の目安と、自宅でできるお手伝いについてお伝えします。
要点から。首や肩のこりや緊張から結びついた慢性的な頭痛・頭の重さには、首肩をていねいにゆるめる訪問鍼灸マッサージが、こり・めぐりを助ける補助としてお手伝いできます。医師が必要と認めれば医療保険で受けられ、自宅での施術は1回3,950円、1割負担なら約395円が目安です。別途の出張費はかかりません。介護保険の限度額とは別枠で、要介護認定は不要ですが医師の同意書が必要です。ただし、突然の激しい頭痛、手足のまひ、ろれつが回らない、発熱をともなう頭痛などは、まず救急や医療機関の受診が最優先です。効果の感じ方には個人差があります。
まず大切なこと:すぐ受診すべき頭痛と、そうでない頭痛
はじめに、いちばん大切なことをお伝えします。頭痛のなかには、脳など急を要する病気が隠れていることがあります。今まで経験したことのない激しい頭痛が突然起きた、頭痛とともにろれつが回らない・片側の手足に力が入らない、物が二重に見える、高い熱や首の強い張りをともなう、頭を打ったあとの頭痛、日ごとに強くなる頭痛。こうしたときは、様子を見ずに、すぐ医療機関を受診するか救急にご相談ください。
頭痛はこのように危険なサインの見分けが大切な症状です。鍼灸やマッサージがお手伝いできるのは、こうした二次性の危険な頭痛ではないと医療機関で確かめられたうえでの、首肩のこわばりからくる慢性的な頭痛のほうです。あくまで医療機関での見立てと治療が主で、施術はそれを支える補助という位置づけになります。いつもと違う頭痛を感じたときは、施術より先に受診をご検討ください。
首肩のこりは、なぜ頭の重さにつながるのですか
頭痛にもいくつか種類がありますが、首や肩のこりと結びついた、締めつけられるような頭の重さ・痛みは、多くの方が抱えるものです。後頭部から首すじ、こめかみのあたりが重くだるく、夕方になるほどつらくなる、という現れ方もよくみられます。首や肩、後頭部の筋肉がこわばって血のめぐりが滞ると、頭が重く感じられたり痛みが出たりすると考えられています。
年齢を重ねると背中が丸くなり、頭が前に出た姿勢になりやすく、そのぶん首肩の筋肉には負担がかかります。同じ姿勢が長く続く、目を使いすぎる、体が冷える、といったことも、こうした頭痛の背景になりがちです。首や肩のこりは、腕のしびれやだるさと重なって出ることもあります。首肩のこり全般については首・肩のこりや腕のしびれのページもあわせてご覧ください。
頭だけでなく、いつ・どう痛むかをていねいに聞き取る
頭の重さや痛みでうかがったときは、首や肩、後頭部の筋肉のこわばり、姿勢のくせ、そしてどんなときに症状が強くなるかを確かめます。朝から重いのか、夕方につらくなるのか、天気や睡眠と関係がありそうか。こうした暮らしのなかの手がかりを一つずつうかがうと、その方に合ったケアの見当がつきやすくなります。
頭だけを見るのではなく、肩の高さの左右差、腕の動かしにくさ、背中の張りまで含めて、体全体の状態から考えていきます。頭痛は首肩の強い緊張と結びついていることが多いため、そのこわばりを和らげることで楽に感じられる場合があります。ただし感じ方には個人差があり、すべての頭痛が施術で和らぐわけではありません。
鍼やお灸で、首肩の緊張をゆるめる(補助としてのケア)
鍼やお灸には、こわばった首・肩・後頭部の筋肉を和らげ、血のめぐりを促す働きが期待されています。首肩の緊張がゆるむことで、頭の重さや痛みが軽く感じられる方もいらっしゃいます。のびのびでは、鍼やお灸に加えて、やさしい手技も追加料金なしで組み合わせます。急がず、その日の体の様子を確かめながら、首肩のほうから少しずつ和らげていきます。
こうした施術は、頭痛そのものを治すものではなく、医療機関での治療を土台にしたうえで、首肩のこりやめぐりを助ける補助としてのケアです。頭痛薬やほかの治療を受けている場合も、その治療を続けながら受けていただけます。効果には個人差がありますので、体の反応を見ながら無理のない範囲で続けることを大切にしています。
頭痛の日に、静かな家で受けられるということ
頭痛がつらいときに、わざわざ外出して施術を受けるのは大きな負担です。まぶしい光、人混みのざわめき、電車やバスの揺れが、頭痛にこたえることもあります。家にうかがう施術なら、そうした刺激にさらされずにすみます。
住み慣れた部屋で、光や音を抑えた静かなまま体をいたわれるので、頭痛を気にせず落ち着いて過ごしていただけます。横になった姿勢のままでも無理なく受けられますので、起き上がるのがつらい日でもご安心ください。移動の負担がないことは、訪問という選び方の心強さのひとつです。
目の疲れや食いしばりも、頭痛の背景になります
首肩のこりからくる頭痛には、目の疲れや歯の食いしばりが関わっていることもあります。長い時間近くを見続けたり、無意識に歯を強くかみしめたりすると、目のまわりやあご、こめかみの筋肉がこわばり、頭の重さにつながることがあります。
こまめに目を休める、意識して口もとの力をゆるめる、といった心がけも、頭痛を和らげる助けになります。施術でも、首肩だけでなく、こうした周りの緊張にまで目を向けていきます。手足の冷えやしびれが気になる方は手足のしびれ・冷えのページもご参照ください。
頭痛をためこまない、日々の小さな工夫
施術に加えて、暮らしのなかの心がけも助けになります。同じ姿勢を長く続けない、首や肩を冷やさない、痛くない範囲で肩をゆっくり回す、目を休める、睡眠と休息をしっかりとる。こうした工夫が、首肩のこわばりからくる頭痛を和らげる支えになります。
どんなときに頭痛が起きやすいかを知っておくことも、つきあい方の手がかりになります。疲れたとき、寝不足のとき、体が冷えたとき、天気が変わるとき。頭痛が出た日やそのときの様子を簡単に書きとめておくと、自分なりのパターンが見えてくることがあります。なお、頭痛薬の使い方は自己判断せず、主治医や薬剤師に相談すると安心です。頭痛が続くときや、いつもと違う頭痛のときは、まず医療機関にご相談ください。
東洋医学からみた、頭の重さのとらえ方
東洋医学では、頭の重さや痛みの背景に、気・血のめぐりの滞りや、首肩の緊張、体の冷えがあると考えます。頭痛でも、頭だけでなく、首や肩、体全体のめぐりを整えることを大切にします。
とはいえ、これは医療機関での診断に代わるものではありません。医療機関での見立てを土台にしたうえで、体全体から楽になる道を、その方の様子に合わせて探っていきます。危険な頭痛でないことを確かめることが、いつも出発点になります。
費用のこと:医療保険で1回3,950円・1割約395円
首や肩のこりからくる慢性的な症状について医師が治療の必要を認めれば、医療保険(鍼灸で算定)で受けられます。自宅での施術は1回の総額3,950円で、自己負担は1割の方で約395円、2割の方で約790円、3割の方で約1,185円が目安です。別途の出張費や交通費はエリア内一律でかからず、料金に含まれます。
この医療保険での訪問鍼灸マッサージは、介護保険の区分支給限度額とは別枠で受けられます。要介護認定は不要ですが、医師の同意書が必要です。たとえば週1回なら1か月およそ1,580円、週2回なら1か月およそ3,160円(いずれも1割負担の方)が目安です。料金の詳しい説明は料金、制度の全体像は訪問鍼灸マッサージとは(総合ガイド)をご覧ください。
首肩のケアを続けている方の様子
鍼やお灸を行う施術を続けている方が、「頭の重い感じが前より楽になった」と話してくださることがあります。首肩のこわばりが和らぐと、頭のあたりまで軽く感じられることがあるようです。つらいときに家で受けられるのを心強いと言ってくださる方もいらっしゃいます。
感じ方には個人差があり、同じようにいくとは限りません。それでも、静かな環境で定期的に体を診てもらえること自体を、安心につながると受けとめていただけるようです。危険な頭痛のサインに気をつけながら、首肩のほうから無理なく和らげるお手伝いを続けています。
よくある質問
頭痛で保険は使えますか。
頭痛そのものというより、それにともなう首や肩のこわばり・痛みなど、医師が治療の必要を認めた慢性的な症状が保険の対象になります。医療保険(鍼灸で算定)で受けられ、自宅での施術は1回の総額3,950円、1割負担なら約395円、2割なら約790円が目安です。介護保険の限度額とは別枠で、要介護認定は不要ですが医師の同意書が必要です。
慢性的な頭痛や頭の重さでも受けられますか。
首や肩のこりからくる慢性的な頭痛について医師が必要と認め、通院がむずかしければ対象になる場合があります。ただし施術は医療機関での治療を支える補助という位置づけです。突然の激しい頭痛や、いつもと違う頭痛は、まず医療機関の受診を優先してください。
突然の激しい頭痛でも受けて大丈夫ですか。
いいえ。これまでにない激しい頭痛が突然起きたとき、手足のまひやろれつの乱れ、物が二重に見える、発熱や首の強い張りをともなうとき、頭を打ったあとの頭痛などは、急を要する病気が隠れていることがあります。施術より先に、すぐ医療機関を受診するか救急にご相談ください。
頭痛薬と一緒に受けられますか。
はい。医療機関での治療や頭痛薬を続けながら、首肩のこわばりを和らげる補助として受けていただけます。お薬の使い方は自己判断せず、主治医や薬剤師にご相談ください。
頭痛のケアではどこを施術しますか。
頭痛の背景になりやすい首・肩・後頭部のこわばりを中心に、はりやお灸、やさしい手技で和らげます。目のまわりやあごなど、周りの緊張にも目を向けます。ただし効果の感じ方には個人差があります。
横になったままでも受けられますか。
はい、横になった姿勢で無理なく受けていただけます。頭痛がつらい日は、光や音を抑えた静かな部屋で、体の様子を見ながら進めますのでご安心ください。いつもと違う頭痛や日ごとに強くなる頭痛があるときは、まず医療機関にご相談ください。
別に出張費はかかりますか。
いいえ。対応エリア内であれば出張費や交通費は一律でかからず、1回の総額3,950円に含まれています。自己負担は1割の方で約395円が目安です。対応エリアは大阪市・北摂・阪神間です。
どのくらいの頻度で受けるとよいですか。
お体の状態やご希望によりますが、週1回や週2回など、無理のない範囲で続ける方が多くいらっしゃいます。週1回なら1か月およそ1,580円(1割負担の方)が目安です。頻度は体の様子を見ながらご相談しながら決めていきます。


