手首の骨折のあとのこわばり・動かしにくさでお悩みの方へ|手を使う暮らしを取り戻すケア

転んで手をついて手首を骨折し、ギプスが取れたあとに、手首や指がこわばって動かしにくい、力が入らない、むくむ。骨はついたのに手が使いにくい、という状態です。治療と経過の管理は整形外科の主治医が担いますが、手首・指・前腕のこわばりを和らげ、動かしやすさを保つ部分は、ご自宅にうかがう鍼灸・マッサージでお手伝いできます。

この記事のポイント

骨折の治療と経過の管理は整形外科の主治医が担います。それに伴う手首・指・前腕のこわばりを和らげ、動かしやすさを保つことは、訪問鍼灸マッサージがお手伝いできます。医師が施術を必要と認め、通院がむずかしい状態なら、はり・きゅうの医療保険の対象になる場合があります。指が青白い・強くしびれる、痛みや腫れが急に強まるといったときは、まず主治医にご連絡ください。

ギプスが取れたあとに、こわばりが残る

手首の骨折(手をついて折れることが多いものです)のあと、ギプスで固定していた期間に、手首や指、前腕の筋肉や関節が固くなり、外れたあとに動かしにくさが残ることがあります。むくみや、力の入りにくさをともなうことも。骨がついても、こうしたこわばりが残ると、手を使う毎日の動作がしづらくなります。動かせる範囲を、少しずつ取り戻していくことが大切な時期です。

骨折とは別に、使いすぎで手首が痛むこともあります。そちらは「手首の痛みや腱鞘炎で家事や介護がつらい方へ」に。骨折のあと体力そのものが落ちていくことが心配な場合は「骨折後の筋力低下・廃用症候群が心配な方へ」をご覧ください。

治療と経過の管理は、主治医が中心

骨折の治療、骨のつき具合の確認、いつからどれくらい動かしてよいかの判断は、整形外科の主治医が担います。これがケアの土台です。訪問鍼灸マッサージは、これに代わるものではなく、主治医の許す範囲で、こわばった手首・指・前腕を和らげ、動かしやすさを保つ役割です。無理に動かすことはせず、まずは主治医の方針を大切にしてください。

こんなときは、先に主治医へ

指が青白い・冷たい、強くしびれる、手首や指の痛みや腫れが急に強くなった、指がまったく動かせない。このようなときは、神経や血流のトラブルが疑われ、まず主治医にご連絡ください。鍼灸は、こうした急を要する状態がないことを確かめ、体調に合わせて、やさしく行います。固定が外れたばかりの時期は、とくに慎重に進めます。

鍼灸・手技でできること

はりやお灸、手技では、こわばった手首・指・前腕の筋肉を和らげ、めぐりをうながすケアを行います。手首をかばううちに、肘や肩まで張ってくることもあるため、手先だけでなく腕全体を見て整えます。関節が固まりきる前にまわりをゆるめておくことは、動かせる範囲を取り戻すうえで役立ちます。鍼灸に加えて、主治医の許す範囲での機能訓練も行い、手を使う動作の回復を後押しします。

手を使う毎日の動作を、少しずつ

手首や指が使いにくいと、箸を持つ、ボタンをとめる、字を書く、物をつかむといった動作がしづらくなります。焦って無理に使うと痛みが出ることもあるため、痛みの出ない範囲で、少しずつ使う場面を増やしていくのがよいでしょう。太めの持ち手にする、両手を使うといった工夫も助けになります。うかがうたびに、手をいたわりながらできる動作の広げ方を、その方の暮らしに合わせてお伝えします。

利き手をけがしたときの、暮らしの工夫

利き手の手首をけがすると、箸や歯ブラシ、字を書くといった動作が急にしづらくなり、暮らし全体に関わってきます。回復までのあいだは、反対の手を使う、道具の力を借りる、持ち手の太いものを選ぶといった工夫が助けになります。無理に利き手を使って痛めるより、できることは反対の手で代えながら、痛みの出ない範囲で少しずつ利き手を戻していくほうが、結局は近道です。うかがうたびに、その方の暮らしに合わせた手の使い方の工夫をお伝えします。

身のまわりのことを、少しずつ取り戻す

手首が使えるようになってくると、洗顔や着替え、料理や掃除といった身のまわりのことを、少しずつ自分でできるようになっていきます。焦って一度にやろうとすると痛みが出るので、痛みの出ない動作から順に、できることを増やしていきましょう。今日はこれができたという小さな積み重ねが、手を使う自信につながります。うかがったときに、その方の回復に合わせて、無理なく取り戻せる動作をお伝えします。

手が使えることが、暮らしを支える

手は、食べる・身づくろい・家事など、暮らしのあらゆる場面で使う大切な部分です。骨折のあと、手を使わないでいると、こわばりが残り、できることが減ってしまいます。治療は主治医にお任せしつつ、手首・指・前腕のこわばりを和らげ、動かしやすさを保つことで、手を使う毎日を取り戻すお手伝いができればと考えています。通院がつらい方こそ、自宅で受けられる形をご検討ください。

費用と保険のこと

骨折後の手首・指・前腕の慢性的な痛みやこわばりについて、医師が鍼やお灸を必要と認め、通院がむずかしい状態であれば、はり・きゅうの医療保険が使える場合があります。1回の総額は3,950円で、自己負担は負担割合に応じた分だけです。1割の方でおよそ395円が目安です。手を使う暮らしを取り戻すあいだ、無理なく続けられる金額です。対応エリア内であれば出張費は別にかからず、集金は月ごとにまとめて行い、その月の施術の内訳がわかる明細をお渡しします。うかがえる範囲は「対応エリア・範囲はどこまで?」でご確認ください。

始めるまでの流れ

はじめに、お電話などで、骨折の経過やギプスが外れた時期、いま困っている動作、主治医のことをお聞かせください。主治医の方針を土台に、手や腕へ鍼灸でできることをご説明します。固定が外れたばかりの時期は、とくにやさしく進めます。気になることがあれば、いつでもご連絡ください。

よくある質問

手首の骨折後でも受けられますか?
主治医の許す範囲で、こわばりを和らげるケアが受けられます。動かしてよい範囲をうかがったうえで、無理なく進めます。

むくみも軽くなりますか?
手や腕のめぐりをうながすことで、むくみが和らいだと話される方もいます。感じ方には個人差があり、強い腫れや変色があるときは、まず主治医にご相談ください。

リハビリと併用できますか?
はい。役割が違うため併用できます。同じ部位で医療保険のリハビリと重なる場合は決まりがあるので、状況をうかがってご案内します。

いつから受けられますか?
ギプスが外れて、主治医から動かしてよいと言われた時期からが目安です。時期や範囲を確認して進めます。

費用は1回いくらですか?
1回の総額は3,950円で、自己負担は負担割合に応じた分だけです。1割の方でおよそ395円が目安になります。対応エリア内であれば出張費は別にかかりません。

どのあたりまで来てもらえますか?
豊中・吹田・茨木・箕面・摂津・池田、尼崎・伊丹、大阪市の淀川区・東淀川区・都島区・北区・旭区にうかがっています。

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