
五十肩でいちばんこたえるのは夜です。日中は動かさずにやり過ごせても、寝返りで肩が下になった瞬間に目が覚める。それが毎晩続くと、睡眠が足りずに日中の元気も落ちていきます。そして眠れないことで体がこわばり、肩はさらに痛む。箕面市で肩の痛みが長引いている方、そしてご家族に向けて、この悪循環のどこに手を入れられるのかを書きます。
この記事のポイント
五十肩(肩関節周囲炎)は時期によって向き合い方が変わります。強く痛む時期に無理に動かすと長引き、痛みが落ち着いた時期に動かさないでいると固まります。この見極めは医師の診断が前提です。腕が急に上がらなくなった、転んだあとに痛み出した、発熱をともなうといったときは先に整形外科へ。訪問鍼灸マッサージが受け持つのは、肩まわりと首・背中・胸のこわばりをやわらげ、動かせる範囲を保つことです。医師の同意があれば医療保険が使え、1割負担で1回約395円(総額3,950円)が目安です。
箕面市で、夜の肩の痛みで目が覚める方へ
五十肩の夜の痛みには理由があります。横になると肩の関節にかかる位置関係が変わり、日中は逃げられていた角度に肩が入ってしまう。加えて、夜は体が冷えやすく、筋肉は固くなります。そこへ寝返りが加わると、痛みで目が覚めます。
眠れないことは、それ自体が痛みを強めます。休めない体はこわばりやすくなり、日中に動く元気も減る。動かなければ肩はさらに固まる。この回り方を止めるには、痛みを少しでも軽くしておくことと、夜の姿勢を作ることの両方が必要です。
肩の痛みとは別に、寝つきや夜中の目覚めそのものにお困りの場合は「なかなか寝つけない・夜中に目が覚める方へ」もあわせてご覧ください。
うかがうと、寝ている場所を見せていただけます。枕の高さ、ふとんかベッドか、どちらを下にして寝ているか。そこまで見て初めて、その家にあるもので何ができるかを一緒に組み立てられます。これは通院では届かない部分です。
五十肩は、時期によって向き合い方が変わります
五十肩は、はじめから終わりまで同じ状態が続くものではありません。おおまかに、強く痛む時期、痛みは落ち着くけれど動きがかたい時期、少しずつ動きが戻っていく時期という移り変わりがあります。どのくらいで移るかは人によって差があり、何か月という単位で考えることになります。
大事なのは、時期によってすべきことが逆になるということです。強く痛む時期に無理に腕を上げようとすると、痛みが増して長引きます。反対に、痛みが落ち着いた時期に動かさないままにしていると、関節のまわりが固まって、あとから動きを取り戻すのに時間がかかります。安静にすべきか動かすべきかという問いに一つの答えがないのは、このためです。
今どの時期にあるのかは、痛みの出方と動く範囲から見ていきますが、これは医師の診断が前提の話です。診てもらったうえで、どこまで動かしてよいかの指示が出ていれば、その範囲でお受けします。
先に整形外科で確かめてほしいとき
肩が上がらない原因は五十肩だけではありません。腱が切れている場合、骨に問題がある場合、首から来ている場合、そのほかの病気の場合もあります。見分けるには画像が必要です。
次のようなときは、施術より先に受診してください。転んだり手をついたりしたあとに痛み出した。急に腕が上がらなくなった。腕に力が入らない、手指がしびれる。発熱をともなう。安静にしていても強く痛む。夜間の痛みがひどく、姿勢を変えてもまったく収まらない。こうしたときは、五十肩とは別の原因が背景にあることがあります。
当院にご相談いただいた場合も、こうした様子があれば受診をおすすめし、状態を確かめてからの施術をご案内します。
肩甲骨が動かないと、腕は上がりません
腕を上げる動きは、肩の関節だけで行われているわけではありません。肩甲骨が背中の上を滑るように動き、胸のあたりが開き、背骨が少し反る。この連動がそろって、腕は上がります。
痛い肩をかばっていると、この連動が崩れます。肩甲骨が背中に張りついたまま動かなくなり、胸の前側が縮み、背中が丸くなる。そうすると、肩の関節そのものが少し良くなっても腕は上がりません。反対側の肩や首に負担が回って、そちらも痛み出すこともあります。
ですから施術では、肩の関節だけでなく、肩甲骨のまわり、首の後ろと横、胸の前側、背中まで順に確かめていきます。腕が少し楽に上がるきっかけが、胸の前や背中のこわばりにあることも珍しくありません。背中が丸くなってきた方の場合は、「円背とは?背中が丸くなる原因と、放置したときに起こること」もあわせてご覧ください。
動かす練習は、痛みの手前で止めます
施術のあとには、動かせる範囲を保つ練習も重ねます。痛みが強い時期は、腕をぶら下げて小さく揺らす程度から。落ち着いてきたら、体の前で腕を組んで少し持ち上げる、机に手を置いて体を前に倒していくといった形に変えていきます。
こつは、痛みが出る手前で止めることです。これくらい我慢しないと良くならない、という進め方はしません。痛い手前で止めて、次の回に少しだけ足す。その積み重ねのほうが、結果として早いと考えています。これは動きを保ち、日常の負担を軽くするための取り組みで、病気そのものを治すものではないことは、あらかじめお伝えしておきたい点です。
ご本人が一人でも続けられる形を選び、ご家族にも見ていただきます。着替えや洗髪といった、実際に困っておられる場面につながる動きから選びます。
箕面市のどこへでも、費用のこと
うかがうのは箕面市内の全域です。阪急箕面線の箕面・牧落・桜井のあたり、2024年に延伸開業した北大阪急行の箕面萱野・箕面船場阪大前の周辺、そして小野原・粟生・如意谷・彩都・萱野・船場のほうまで訪問しています。エリア内であれば別途の出張費はいただかず、どのお宅でも同じ金額です。市内全体のご案内は「箕面市の訪問鍼灸マッサージ」で詳しくご紹介しています。
費用は1回の総額3,950円に対し、自己負担は1割の方で約395円。週2回なら月あたりおよそ3,160円が目安です。五十肩は療養費の対象として定められている6つのひとつなので、医師が施術を必要と認めて同意した場合、はり・きゅうの施術が医療保険で受けられます。内訳は料金はいくら?医療保険の自己負担額と仕組み、同意書の頼み方は「かかりつけ医への頼み方と流れ」をご覧ください。
要介護認定は必要ありません。うかがうのは平日の9時から18時まで、土曜・日曜・祝日はお休みです。はじめての方には無料体験をご用意しています。上着を着替える必要はありませんので、ふだんの服装のままお待ちください。
よくある質問
夜、肩が痛くて眠れません。何かできますか?
寝る姿勢の工夫で楽になることがあります。痛む側を下にしない、腕の下に薄いクッションを入れて肩が落ちないように支える、体の前に抱える枕を置く。うかがったときに寝ている場所を見せていただければ、その家にあるもので一緒に組み立てます。痛みが強くて眠れない状態が続くときは、医師にもお伝えください。
五十肩は放っておいても治ると聞きました。
時間の経過とともに痛みが落ち着いていくことは多いものです。ただ、動かさない時期が長いと関節のまわりが固まり、痛みが引いたあとも腕が上がらないままになることがあります。時期に合わせて動かせる範囲を保っておくことに意味があります。
痛いのですが、動かしたほうがいいのでしょうか。
時期によります。強く痛む時期に無理に動かすと長引きます。落ち着いてきた時期に動かさないと固まります。今どちらなのかは医師に診てもらったうえで判断しますので、まずは受診の有無を教えてください。
転んだあとから肩が痛みます。
先に整形外科で診てもらってください。転倒のあとの痛みは、腱や骨に問題がある場合があります。画像で確かめてからのご相談を承ります。
箕面市内ならどこまで来てもらえますか?
箕面市は全域が対応エリアです。箕面・牧落・桜井のあたり、箕面萱野・箕面船場阪大前の周辺、小野原・粟生・如意谷・彩都・萱野・船場のほうまで伺っています。市境にお住まいの方も承っています。
1回いくらかかりますか?
自宅での1回の施術は総額3,950円で、1割負担の方はおよそ395円が目安です。週1回ならひと月の自己負担はおよそ1,580円です。手技や身体を動かす運動は鍼灸に加えるケアとして行い、別途の料金はいただきません。
要介護認定を受けていませんが使えますか?
使えます。医療保険を使うサービスなので、要介護認定がなくても、医師の同意書があれば受けられます。介護保険の限度額とも別枠です。
着替えずに受けられますか?
そのままで結構です。袖を通すのがつらい方に無理に着替えていただくことはありません。ふだんの服装のまま、座ったままでもベッドでも受けられます。