
足の冷えと、夜のしびれがやわらいだ実感
- はじめ
左足の強い冷えと、夜間のしびれ、寝つきにくさがありました。
- 取り組み
刺激の感じ方や皮膚の状態を確かめながら、鍼・お灸・手技を細かく調整しました。
- 変化
「左右の足が同じくらいの温かさになった」「夜のしびれが以前よりずっとまし」「寝つきも少し良くなった」といった声をいただいています。感じ方には個人差があります。
ご本人の実感と、やけどや刺激を確かめる安全への配慮を、いつもセットで考えています。
「もう一度、これができた」を少しずつ増やすために
体の調子は、毎日同じではありません。調子の良い日もあれば、痛みや疲れが強い日もあります。私たちは訪問のたびにその日の状態を確かめ、ご本人の「こうなりたい」に向けて、少しずつ施術を積み重ねています。ここでは、うまくいった場面だけでなく、体調に合わせて内容を変えた場面も含めてご紹介します。

左足の強い冷えと、夜間のしびれ、寝つきにくさがありました。
刺激の感じ方や皮膚の状態を確かめながら、鍼・お灸・手技を細かく調整しました。
「左右の足が同じくらいの温かさになった」「夜のしびれが以前よりずっとまし」「寝つきも少し良くなった」といった声をいただいています。感じ方には個人差があります。
ご本人の実感と、やけどや刺激を確かめる安全への配慮を、いつもセットで考えています。

施術の前には、毎回、血圧・脈拍・SpO₂(血中の酸素)・体温を確認します。
血圧が低い日は施術を軽めに変え、お薬でふらつきのある日は運動を止めました。
SpO₂が一時的に下がったときは、施設の看護師さんと確認し、休んでから測り直して回復を確かめたうえで、慎重に対応しています。
「やること」だけでなく「やらない判断」も、安心して続けていただくために大切にしています。

施設のなかでの歩行練習から始めました。
少しずつ屋外の駐車場を10分、15分と延ばし、傾斜や段差、階段の昇り降りにも取り組みました。暑い日や疲れの強い日は、無理をせず屋内の訓練やコンディショニングに切り替えます。
ご本人と「来月は近くのコンビニまで歩こう」という具体的な目標を共有しています。
歩いた距離だけでなく、その日の体調を見て進め方を変える安全への配慮と、「どこまで行きたいか」という生活の目標まで、一緒に見ています。

左脚に痛みがあり、座ることへの不安も強い状態からのスタートでした。
痛みの少ない姿勢を一緒に探しながら、端座位(ベッドの端に座る練習)と関節を動かす訓練を重ねました。
施術者の介助で、ベッドから車椅子への移乗ができるようになりました。施設の職員さん、看護師さん、ケアマネジャーとも目標を共有し、まずは「安定して座れること」を目指しています。
ご本人の負担と、支える方の負担。その両方を軽くする一歩を、みんなで見守っています。

歩行やバランス、筋力の練習を続けました。
手を使わずにスクワットが5回できるようになりました。ベッドの上で足を組んで靴下を履く方法も身につき、ご家族と一緒に買い物へ出かける機会も増えていきました。
状態が変わったときには運動を止め、痛みへの対応を最優先にしています。
良い変化だけでなく、体調が変わったときにきちんと立ち止まる。その両方を含めて、誠実にお伝えしたい歩みです。

下肢の関節を動かす訓練と筋力の練習を続けました。
数日前までは難しかった足上げが自分でできるようになり、足首の動きも前の月より良くなってきています。
ご本人の感覚と実際の動きに差があるときは、「今、動いていますよ」と具体的にお伝えしながら、一緒に練習を続けています。
小さな変化を見のがさず、「できている」を言葉にして、ご本人の自信につなげていきます。
ここでご紹介しているのは、実際の施術記録を、個人が特定されないように整えたものです。お身体の感じ方やあらわれる変化には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありませんが、その日の体調に合わせて、無理のない一歩を一緒に重ねていきます。
目標の立て方については、コラム「また外を歩きたいを支える目標づくり」で、施術を続ける期間の考え方については「症状が落ち着いたらやめられる?」で詳しくご紹介しています。