
わき腹や背中、胸のあたりがピリッと刺すように痛む、深呼吸や体をひねると響く、肋骨に沿って痛みが走る。こうした痛みには、背中や胸まわり、肋骨に沿った筋肉のこわばりが重なっていることがあります。ただし痛みの原因の見きわめは医師の役割で、とくに胸の痛みは心臓や肺の病気との区別が大切です。そのうえで、胸まわりをゆるめる部分は、ご自宅にうかがう鍼灸・マッサージでお手伝いできます。
この記事のポイント
痛みの原因の見きわめは医師の役割で、とくに胸の痛みは心臓や肺の病気との区別が大切です。訪問鍼灸マッサージは、背中や胸まわり、肋骨に沿った筋肉のこわばりを和らげ、めぐりをうながすお手伝いをします。医師が施術を必要と認め、通院がむずかしい状態なら、はり・きゅうの医療保険の対象になる場合があります。強い胸の痛みや息苦しさ、冷や汗をともなうときは、ためらわず救急も含めて医療機関を受診してください。
肋骨に沿って走る、刺すような痛み
肋間神経痛は、肋骨のあいだを通る神経が刺激され、わき腹や背中、胸のあたりに、ピリッ、ズキッとした痛みが出るものです。深呼吸や咳、体をひねる・かがむといった動きで強まりやすいのが特徴です。背景には、姿勢のくせや筋肉の緊張、背骨の変化、帯状疱疹などがあることもあります。原因によって対応が大きく変わるため、まずは医師に診てもらうことが大切です。
胸の痛みは、まず医療機関で確かめて
胸やわき腹の痛みは、心臓や肺、内臓の病気が原因のこともあります。とくに、締めつけられるような強い胸の痛み、息苦しさ、冷や汗、痛みが肩やあごに広がる、といったときは、急を要する状態のことがあり、ためらわず救急も含めて受診してください。また、皮ふに赤みや水ぶくれが出てきた場合は帯状疱疹の可能性があり、早めの受診が大切です。鍼灸は、こうした急を要する原因がないことを確かめたうえで、筋肉のこわばりを和らげる面でお手伝いをします。
鍼灸・手技でできること
神経そのものを治すことはできませんが、肋間神経痛には、背中や胸まわり、肋骨に沿った筋肉のこわばりが重なっていることがあります。はりやお灸、手技では、これらのこわばりを和らげ、めぐりをうながすケアを行います。固くなった筋肉がゆるむと、呼吸や体の動きが楽になったと話される方もいます。感じ方には個人差があります。痛む部分を強く刺激するのではなく、まわりのこわばりをやさしくほどき、体全体を楽にしていく、という考え方でケアします。
呼吸と姿勢が、胸まわりの負担に関わる
浅く速い呼吸や、前かがみの姿勢が続くと、胸やわき腹の筋肉がこわばり、痛みが出やすくなります。ゆっくり息を吐くことを意識する、長く同じ姿勢を続けない、といったことが助けになります。痛みをかばって体を縮めると、かえって別のところに負担が移ることもあります。うかがうたびに、その方の呼吸や姿勢の様子を確かめ、胸まわりを楽にする過ごし方をお伝えします。
痛みへの不安も、やわらげる
胸やわき腹の痛みは、重い病気ではないかという不安をともないやすいものです。医師の診察で急を要する原因がないと分かっていても、痛みが続くと気持ちが張りつめ、それがまた筋肉の緊張を強めることがあります。体のこわばりを和らげる時間は、ほっと力を抜く時間にもなります。うかがったときは、痛みの様子をていねいに聞きながら、体と気持ちの両方が楽になるよう寄り添います。
眠りと日常を、取り戻す
肋間神経痛は、寝返りや深呼吸で痛むと眠りが浅くなり、疲れがとれにくくなることがあります。胸や背中のこわばりが和らぐと、呼吸が楽になり、休みやすくなったと話される方もいます。痛みの原因の診断は医師にお任せしつつ、まわりの筋肉を和らげ、めぐりを整えることで、眠りやすく、動きやすい毎日を後押しできればと考えています。通院がつらい方こそ、自宅で受けられる形を知っていただきたいと思います。
季節や気候で、痛みが変わることもあります
肋間神経痛のような痛みは、冷えや気候の変化で強まると感じる方もいます。体が冷えると筋肉がこわばり、痛みが出やすくなるためです。胸や背中を冷やさないようにする、体調のよいときにゆっくり湯船につかって温める、といったことが助けになります。うかがったときは、その日の痛みの様子を確かめ、こわばりの強い部分をやさしく和らげながら、めぐりを整えていきます。
帯状疱疹のあとに残る痛みにも
帯状疱疹のあと、皮ふが治っても痛みが長く残ることがあります。この痛みは、医師による治療が中心になりますが、まわりの筋肉のこわばりを和らげ、めぐりをうながすことで、つらさを支える面でお手伝いできることもあります。皮ふに赤みや水ぶくれが出ている時期は施術を控え、まず受診をおすすめします。治療とあわせて、無理をしない形で進めていきます。
保険と自己負担のこと
背中や胸まわりの慢性的な痛み・こわばりについて、医師が鍼やお灸を必要と認め、通院がむずかしい状態であれば、はり・きゅうの医療保険が使える場合があります。1回の総額は3,950円で、自己負担は負担割合に応じた分だけです。1割の方でおよそ395円が目安です。痛みとつきあう間は、気がねなく続けられることが肝心なので、始める前に月ごとの見当をお伝えします。対応エリア内であれば出張費は別にかからず、集金は月ごとにまとめて行い、その月の施術の内訳がわかる明細をお渡しします。
お申し込みからの流れ
はじめに、お電話などで、痛む場所や痛みの出る場面、これまでの経過、通院している医療機関をお聞かせください。医師の見立てをふまえ、背中や胸まわりへ鍼灸でできることをご説明します。急な胸の痛みや皮ふの異常があるときは、受診を先におすすめします。どうぞ気がねなくご相談ください。手続きの順番は「ご利用の流れ」で説明しています。
よくある質問
肋間神経痛でも保険で受けられますか?
背中や胸まわりの慢性的な痛み・こわばりについて医師が必要と認め、通院がむずかしければ、対象になる場合があります。まず医師に診てもらい、そのうえでご相談ください。同意書の手続きは当院がお手伝いします。
胸が痛いのですが鍼灸でよいですか?
胸の痛みは心臓や肺の病気のこともあります。まず医師に診てもらい、急を要する原因がないことを確かめてからのケアになります。強い胸の痛みや息苦しさはすぐ受診してください。
深呼吸すると痛みますが施術できますか?
痛む部分を強く刺激せず、まわりのこわばりを和らげることを中心にします。呼吸が楽になるよう支えていきます。
帯状疱疹のあとの痛みにも対応できますか?
治療は医師が中心ですが、まわりの筋肉を和らげてつらさを支える面でお手伝いできることがあります。皮ふに水ぶくれがある時期は控え、受診をおすすめします。
費用は1回いくらですか?
1回の総額は3,950円で、自己負担は負担割合に応じた分だけです。1割の方でおよそ395円が目安になります。対応エリア内であれば出張費は別にかかりません。
どのあたりまで来てもらえますか?
豊中・吹田・茨木・箕面・摂津・池田、尼崎・伊丹、大阪市の淀川区・東淀川区・都島区・北区・旭区にうかがっています。