ばね指(弾発指)・指が引っかかる方へ|曲げ伸ばしのつらさに寄り添う在宅の鍼灸ケア

指を曲げ伸ばしするときにカクッと引っかかる、朝は指がこわばって動かしにくい、指の付け根が押すと痛い。ばね指(弾発指)と呼ばれ、指を動かす腱と、それを押さえるトンネル状の部分に負担がたまって起こります。診断と治療方針は整形外科などの医師が決めますが、指から手のひら、前腕にかけてのこわばりを和らげる部分は、ご自宅にうかがう鍼灸・マッサージでお手伝いできます。

この記事のポイント

診断と治療方針は整形外科などの医師が決めます。鍼灸がお手伝いできるのは、指から手のひら、前腕にかけてのこわばりを和らげ、めぐりを助けること。長引く手指の痛みについて医師が鍼やお灸を必要と認め、通院がむずかしい状態なら、はり・きゅうの医療保険の対象になる場合があります。指が引っかかったまま伸ばせない、付け根が赤く腫れて熱をもつといったときは、まず整形外科を受診してください。

ばね指は、どうして起こるのか

指を曲げるときは、腱という丈夫なひもが、腱鞘というトンネルの中をすべって動きます。指の使いすぎや加齢で、この腱と腱鞘の間に炎症が起きて厚みが出ると、腱がスムーズに通れなくなり、引っかかりやカクッとはねる動きが起こります。これがばね指です。朝起きたときにこわばりが強く、手作業や家事、介護で手をよく使う方に多くみられます。糖尿病のある方にも起こりやすい傾向があります。ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も歓迎しています。

診断と治療は、医師のもとで

指の引っかかりや痛みには、ばね指のほかにも、関節の変形やほかの腱の問題が隠れていることがあります。原因を見きわめるのは整形外科などの医師の役割です。多くは安静やお薬、注射などで様子をみますが、引っかかりが強く曲げ伸ばしできない場合には、手術が検討されることもあります。まずは受診して指の状態を確かめ、そのうえで鍼灸にできることを一緒に考えていきましょう。

すぐに医療機関へ相談したほうがよいとき

指が引っかかったまま伸ばせない・曲げられない、指の付け根が赤く腫れて熱をもっている、しびれや強い痛みが急に出た、複数の指や関節が同時にこわばって腫れている。こうしたときは、早めに整形外科を受診してください。とくに、朝のこわばりが長く続き、あちこちの関節が腫れる場合は、関節リウマチなどが隠れていることもあります。

かばう緊張が、手全体に広がる

指が痛むと、その指をかばって手全体の動きがぎこちなくなり、手のひらや前腕、ときには肩まで力が入り続けて固くこわばりがちです。めぐりが滞ると、だるさやこわばりがさらに気になることもあります。指だけでなく、手のひらから前腕、腕全体のこわばりをゆるめていくことが、動かしやすさを保つ助けになります。

鍼灸でできるのは、こわばりをゆるめること

訪問鍼灸マッサージがお手伝いできるのは、腱の炎症そのものを治すことではなく、こわばった指まわりや手のひら、前腕の筋肉をゆるめ、めぐりを助けることです。こわばりがほどけると、指の動きが楽に感じられた、朝のこわばりが和らいだと話される方もいます。感じ方には個人差があります。鍼灸に加えて、指・手首をやさしく動かす機能訓練も行い、痛みの程度に合わせて刺激を加減します。

ご家庭で、力になれること

指を使う作業を長く続けず、途中で手を休めることが、負担をためない基本です。手や指を温めてから、痛みの出ない範囲でゆっくり開いたり閉じたりすると、こわばりがやわらぎやすくなります。強く握る動作や、重い荷物を指だけで持つことは、腱に負担をかけるので気をつけましょう。どの程度動かしてよいかは痛みの強さで変わるので、施術のなかでも一緒に確かめていきます。

手をよく使う方・介護をする方へ

ばね指は、手や指をくり返し使う人に起こりやすい症状です。炊事や洗濯、裁縫や園芸、スマートフォンの操作など、日々の手作業が積み重なって出てくることがたびたびあります。ご家族の介護をしている方も、体を支えたり抱えたりする動作で、手や指に負担がかかりがちです。痛みや引っかかりを我慢して使い続けると、こわばりが強まり、回復も遅れやすくなります。同じ作業を長く続けず、途中で手を休めること、そして痛みが続くときは早めに医師に相談することが、こじらせないための備えになります。

うかがっていて聞くこと

手や指のこわばりが和らいで動かしやすくなったと話される方がいます。一方で、変わらないとおっしゃる方もいて、感じ方には個人差があります。ばね現象そのものが消えるわけではありませんが、手まわりの張りがゆるむことで、家事や身のまわりの動作が少しでも楽になればと考えます。

費用と保険のこと

手や指の慢性的な痛み・こわばりについて、医師が鍼やお灸を必要と認め、通院がむずかしい状態であれば、はり・きゅうの医療保険が使える場合があります。1回の総額は3,950円で、自己負担は負担割合に応じた分だけです。1割の方でおよそ395円が目安です。割引ではなく、公的な医療保険にもとづく正規の料金です。対応エリア内であれば出張費は別にかからず、集金は月ごとにまとめて行い、その月の施術の内訳がわかる明細をお渡しします。

始めるまでの流れ

はじめに、お電話などで、指の引っかかりやこわばりの様子、通院の状況、かかりつけの医療機関をお聞かせください。医師の診断を土台に、指から前腕まわりへ鍼灸でお手伝いできることをご説明します。手の使い方の工夫も、施術のなかで一緒に見直していきましょう。同意書をそろえる手続きは当院が段取りします。始めるまでの道のりは初めての方へのページをどうぞ。

よくある質問

ばね指は鍼灸で治りますか?
腱の炎症そのものを治すものではありません。鍼灸は、こわばった指や手まわりを和らげ、動かしやすさを支える役割です。治療方針は医師にご相談ください。

手指の痛みでも保険で受けられますか?
医師が鍼やお灸を必要と認め、通院がむずかしい状態であれば、手や指の慢性的な痛みは対象になる場合があります。まずは整形外科などで診てもらいましょう。

朝のこわばりがつらいです
起き抜けは指が固まりやすい時間帯です。手を温めて、痛みの出ない範囲でゆっくり動かすと楽なことがあります。施術でも手まわりの柔らかさを整えます。

手術をした後でも受けられますか?
受けられるかは、傷の回復ぐあいや主治医の指示によります。経過をうかがったうえで、無理のない範囲から始めます。

費用は1回いくらですか?
1回の総額は3,950円で、自己負担は負担割合に応じた分だけです。1割の方でおよそ395円が目安になります。対応エリア内であれば出張費は別にかかりません。

どのあたりまで来てもらえますか?
豊中・吹田・茨木・箕面・摂津・池田、尼崎・伊丹、大阪市の淀川区・東淀川区・都島区・北区・旭区にうかがっています。

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