
親の足腰が弱ってきた、手がしびれると言う、歩き方が変わってきた。どこに相談すればいいのかで迷うご家族は多いです。症状からおおまかな見当はつけられますが、高齢の方は複数の不調が重なっていることも多く、ひとつの科で決まらないこともあります。ここでは、症状ごとの受診先の目安、診察のときに伝えるとよいこと、そして通院そのものがつらくなってきたときにどんな選び方があるかを、順番にご説明します。
この記事のポイント
関節や腰・膝・肩の痛みは整形外科、手足のしびれや麻痺、ふるえは脳神経内科が入り口になることが多いです。迷うときは、かかりつけ医に相談して紹介してもらうのが確かです。
まず、症状別の受診先の目安
どこにかかればよいか迷ったら、症状からおおまかに見当をつけられます。関節や骨、腰・膝・肩の痛みであれば整形外科。手足のしびれ、麻痺、ふるえであれば脳神経内科。脳梗塞や脳出血のあとの後遺症であれば、もともとの主治医やリハビリテーション科。原因がはっきりしない全身のだるさや、複数の不調が重なっている場合は、まずかかりつけ医に相談して、必要な科へつないでもらうのが確かです。
高齢の方は、ひとつの症状に見えても背景がいくつも重なっていることがあります。迷うときは、無理にご自身で科を決めようとせず、かかりつけ医に全体を診てもらってから、というのも良い進め方です。
受診のときに、医師に伝えるとよいこと
短い診察時間で的確に診てもらうには、事前の整理が役立ちます。いつから、どこが、どんなふうに痛むのか。ズキズキするのか、しびれるのか、力が入らないのか。どんな動作でつらいのか。歩き始めなのか、階段なのか、寝返りなのか。これまでの病気やお薬。そして、通院がどれくらい負担になっているか。
メモにして持参すると、ご本人がうまく説明できないときにも役立ちます。通院自体がつらくなってきたということも、遠慮せず伝えてよいところです。そこが分かると、医師のほうでも進め方を考えやすくなります。
「加齢ですね」「様子を見ましょう」と言われたら
検査で大きな異常がなく、加齢によるもの、しばらく様子を見ましょう、と言われることは珍しくありません。それでも、痛みやこわばりで生活がつらいのは事実です。こうした慢性的な症状は、体をやわらげ、動かせる範囲を保つケアを続けることで、暮らしやすさが変わることがあります。感じ方には個人差があります。
大きな病気がないと確認できたこと自体は、安心材料でもあります。そのうえで、日々のつらさとどうつきあっていくかという段階に入ったのだと考えると、次に何をするかが見えやすくなります。
通院そのものがつらくなってきたら
受診はしたものの、毎回の通院が大きな負担になっている。そんな段階になったら、自宅で受けられるケアを検討するタイミングです。訪問での鍼灸は、通わずにご自宅で受けられます。移動の負担がないぶん、体調に波がある方でも続けやすいのが利点です。医療機関での治療と併せて受けることもできます。
のびのび訪問施術院では、はり・きゅうをベースに、その日の体の状態を確認しながら、必要に応じて手技やストレッチ、無理のない範囲で身体を動かす運動なども組み合わせます。これらに追加の料金はかかりません。
訪問での鍼灸が向くのは、どんな症状でしょうか
坐骨神経痛などの神経痛、関節リウマチ、五十肩、腰の痛み、膝の痛み、手足のしびれや冷え、脳梗塞のあとのこわばり、パーキンソン病による動かしにくさなど、慢性的な痛みやしびれ、麻痺にともなうこわばりが中心になります。医師が施術を必要と認め、同意書があるなど所定の要件を満たす場合に、医療保険の対象となることがあります。
坐骨神経痛や腰の痛みには、腰から足にかけての筋肉をゆるめ、緊張をやわらげます。膝や股関節の痛みには、関節まわりをほぐしながら、動かせる範囲を保つ運動を組み合わせます。手足のしびれや冷えには、お灸で温めることもあります。脳梗塞のあとのこわばりやパーキンソン病の動かしにくさには、固まりやすい関節をていねいに動かします。
いずれも、その日の体調に合わせて内容を選びます。続けて受けている方が、施術の途中で足のぬくもりの変化に触れられることがありますが、変わらないという方もいて、感じ方には個人差があります。医師の治療やご自身の過ごし方と合わさって出てくるものです。
受診と在宅のケア、どう使い分けるとよいでしょうか
医療機関での受診は、原因を調べ、必要な治療や薬を受けるために欠かせません。一方で、慢性的な痛みやこわばりと長くつきあっていく段階では、通院の負担が大きくなりがちです。大きな病気がないと確認できたら、ふだんのケアは在宅で、という使い分けもできます。
急な変化があれば受診し、日々のケアは家で続ける。この組み合わせが、通院がつらい方には現実的だと思います。急な脱力やしびれの悪化、排尿・排便の異常、激しい痛み、発熱などがあるときは、施術より先に医療機関へご相談ください。
費用と、始めるまでの流れ
1回の総額は3,950円、1割負担の方なら1回およそ395円が目安です。医療保険で受けるため介護保険の限度額とは別枠で、エリア内であれば別途の出張費はかかりません。お支払いは月ごとにまとめ、明細をお渡しします。限度額との関係は「医療保険と介護保険の違い」で詳しくご紹介しています。
まずはお体の状態をうかがい、その方に合うかどうかからご相談します。ご本人・ご家族はもちろん、通院先やケアマネジャーからのご相談も承ります。医師の同意書が必要になりますが、取得の段取りはこちらで引き受けます。合うかどうかの見きわめも含めて、ご相談だけでも構いません。
うかがっているのは、大阪市(淀川区・東淀川区・都島区・北区・旭区)、豊中・吹田・茨木・箕面・摂津・池田、尼崎・伊丹です。
よくある質問
病院で異常なしと言われましたが、受けられますか?
慢性的な痛みやしびれについて医師が施術の必要を認め、同意書があるなど所定の要件を満たす場合には、医療保険の対象となることがあります。まずはご相談ください。
どんな症状が対象になりますか?
神経痛、リウマチ、頸肩腕症候群、五十肩、腰痛症、頸椎捻挫後遺症といった慢性的な症状が代表的です。膝の痛みやしびれ、冷え、脳梗塞のあとのこわばり、パーキンソン病による動かしにくさについてのご相談も多くいただきます。
受診と訪問での施術、両方受けてもいいですか?
はい、医療機関での治療と併せて受けられます。医療保険を使うため、医師の同意のもとで行います。医療機関での治療が主で、訪問での施術はそれを支える立場です。
親がうまく症状を説明できません。
事前に症状をメモにして持参すると役立ちます。訪問のときも、ご家族から日ごろの様子をうかがいながら進めますのでご安心ください。
いくらかかりますか?
1回の総額は3,950円、1割負担の方でおよそ395円が目安です。医療保険で受けるため介護保険の限度額とは別枠です。訪問にかかる費用は施術料に含まれ、エリア内で別途の出張費はいただきません。