
いま受けている訪問マッサージを、別のところにお願いしてもいいのだろうか。そう迷いながら、言い出せずにいる方は少なくありません。結論からお伝えすると、切り替えは基本的に可能です。手続きも、思われているほど複雑ではありません。この記事では、同意書がどう扱われるのか、いつ切り替えるとよいのか、重複して請求が来ないようにするにはどうするのかを、順番にご説明します。
この記事のポイント
切り替えは利用する側の自由です。同意書は引き継げることも取り直しになることもあり、月の区切りで整理すれば期間は重なりません。
そもそも訪問マッサージは、途中で切り替えてもいいのでしょうか
結論からお伝えすると、いま受けている訪問鍼灸・訪問マッサージを別の院に切り替えることは、基本的に可能です。いまの事業者との契約を続けなければならない、という決まりはありません。ご自身の体のことですから、どこにお願いするかを選ぶ自由は、ご本人・ご家族の側にあります。
訪問での施術は、医師の同意にもとづいて医療保険で受けるものです。同意は「その方に施術が必要」という医師の判断を示すもので、特定の一社としか結べない性質のものではありません。ですから、施術を受ける院が変わっても、必要性そのものは引き継いで考えることができます。
とはいえ、これまで担当してくださった施術者やスタッフには、日々の関わりのなかでお世話になった時間があるはずです。切り替えは「いまのところが悪い」と決めつける話ではなく、これからの暮らしにより合う形を選び直す、という見直しとして受け止めていただければと思います。
切り替えを考えるきっかけには、どんなものがあるでしょうか
ご相談をいただくなかで、切り替えを考え始めるきっかけには、いくつか共通したものがあります。たとえば「担当の施術者が短い期間でよく変わり、そのたびに体の状態を一から伝え直すのが負担」という声です。関係を積み重ねにくいと感じる方は、少なくないようです。
また、「毎回の施術で、今日はどこをどう見たのかの説明があまりない」「良くなっているのかそうでないのかが、自分では分かりづらい」といった、報告や説明の物足りなさを挙げる方もいます。体の変化には個人差がありますが、その説明が丁寧かどうかで安心感は大きく変わります。
ほかにも、ケアマネジャーや主治医との連携が薄い気がする、料金の内訳が分かりにくい、といった点が重なって見直しを考える方もいます。どれも、いまの事業者を責める話ではなく、ご本人にとっての納得感を求める、自然な気持ちだと考えています。
切り替えるなら、タイミングはいつがよいでしょうか
同意には有効期間があり、おおむね6か月が目安とされています。期間が満了すると、あらためて医師に同意書を書いていただく取り直しが必要になります。この区切りは、切り替えを考えるうえでの一つの節目になります。
有効期間が終わりに近い時期であれば、取り直しのタイミングに合わせて新しい院へ移ると、手続きの流れが整理しやすくなります。もちろん期間の途中でも切り替えは可能です。その場合は、月の区切りを意識して整理すると、請求の面でも分かりやすくなります。
医療保険の施術は月ごとの単位で扱われることが多いためです。月の途中で切り替えるより、月末でいまの事業者がいったん区切り、翌月から新しい院で始める形にすると、どちらがどの期間を担当したかがはっきりします。細かなタイミングは、新しく相談する院がご事情に合わせて一緒に整理します。
同意書は引き継げるのでしょうか。それとも取り直しになりますか
「同意書はそのまま次の院に持っていけるのですか」というご質問をよくいただきます。ケースによりますが、有効期間が残っている同意書を引き継いで施術を続けられることもあれば、切り替えのタイミングで新しく取り直すこともあります。どちらになるかは、有効期間や主治医の考え方によって変わります。
大切なのは、この手続きをご本人やご家族だけで抱え込まなくてよいという点です。のびのび訪問施術院では、主治医への同意書のお願いや、必要書類の準備といった段取りを院の側で支援します。医師とのやり取りに不慣れな方でも、進め方をご案内しながら一緒に整えていきます。
同意書は、施術が必要だという医師の判断を示す土台となる書類です。ここを丁寧に整えておくことで、切り替えたあとも落ち着いて続けやすくなります。手続きが心配で切り替えをためらっている方こそ、まずはどんな段取りになるのかを聞いてみていただければと思います。
二重で受けてしまうことは避けられますか
切り替えのご相談で多い不安が、「いまのところと新しいところ、両方から請求が来てしまわないか」というものです。同じ期間に複数の事業者から同じ内容の施術を重ねて受けることは想定されていません。ですから、切り替えの際は「いつまでがいまの院、いつからが新しい院」という線引きをはっきりさせることが肝心です。
具体的には、いまの事業者に施術の終了時期を伝え、その翌月や翌区切りから新しい院で始める、といった形で期間が重ならないように整理します。この線引きさえ明確にしておけば、二重で受けてしまったり、重複して請求が発生したりする事態は避けられます。
「いまの事業者にどう伝えればいいか分からない」という場合も、切り替え先の院が、どのタイミングでどう連絡するとよいかを一緒に整理します。角の立たない伝え方も含めて相談できますので、気まずさを心配して見直しをあきらめる必要はありません。
切り替え先を選ぶとき、どこを見ておくとよいでしょうか
せっかく見直すのですから、次の院は任せられると思える相手を選びたいものです。まず見ておきたいのが担当体制です。同じ施術者が継続して関わってくれるのか、担当が変わる場合に引き継ぎがきちんと行われるのかは、続けるうえで大きな要素になります。
次に、報告と説明です。その日どこをどう施術したか、体の状態がどう変化しているか(変化には個人差があります)を、ご本人やご家族、必要に応じてケアマネジャーへ共有してくれるかどうか。報告が丁寧な院ほど、見通しを一緒に考えやすくなります。
そして料金の見え方です。のびのび訪問施術院では、訪問にかかる費用は施術料に含まれており、エリア内は別立ての出張費をいただきません。1回の総額は3,950円、1割負担の方でおよそ395円が目安です。明細は月ごとにお渡しし、その月に何をどれだけ受けたかが分かる形にしています。金額の根拠については「料金のページ」で説明しています。
まずは何から始めればよいでしょうか
切り替えを考えていても、いきなり決めるのは勇気がいるものです。のびのび訪問施術院では、まず無料体験をお受けいただけます。いまの状況をうかがったうえで、どんな段取りになるかをご説明しますので、「合わなければいまのままでもよい」という気持ちでお声がけいただければと思います。
施術は、はり・きゅうをベースに、その日の体の状態を確認しながら、必要に応じて手技やストレッチ、無理のない範囲で身体を動かす運動なども組み合わせます。医療保険で受けるため、介護保険の区分支給限度基準額とは別枠です。対応エリアは大阪市(淀川区・東淀川区・都島区・北区・旭区)、豊中・吹田・茨木・箕面・摂津・池田、尼崎・伊丹です。エリアの境目が気になる方は「対応エリアのページ」をご覧ください。
切り替えにあたっては、ケアマネジャーや主治医との連携も大切にしています。担当のケアマネジャーがいる方は、見直しを考えていることを共有しておくと、ケアプラン全体のなかで無理のない形を一緒に整えやすくなります。主治医とのやり取りも院が支援しますので、「いまのままでいいか迷っている」という段階でご相談ください。
よくある質問
いまの事業者に切り替えを伝えるのが気まずいのですが、どう進めればよいですか?
多くの方が同じ気持ちを抱えています。切り替えは利用する側の自由ですので、「これまでありがとうございました。今後は別のところにお願いしたいと考えています」と、感謝を添えて終了時期を伝えれば十分です。伝えるタイミングや言い方に迷う場合は、月の区切りを踏まえた進め方を一緒に整理しますので、ご相談ください。
同意書の有効期間が残っていますが、途中でも切り替えられますか?
有効期間の途中でも切り替えは可能です。残っている同意書を引き継いで続けられることもあれば、タイミングによっては取り直しになることもあります。どちらになるかは有効期間や主治医の判断によりますので、まずは現在の状況をお聞かせいただければ、必要な手続きをご案内します。有効期間はおおむね6か月が目安です。
切り替えると、料金は今より高くなりますか?出張費は別にかかりますか?
のびのび訪問施術院では、訪問にかかる費用は施術料に含まれており、エリア内で別立ての出張費をいただくことはありません。1回の総額は3,950円、1割負担の方でおよそ395円が目安です。明細は月ごとにお渡しします。切り替え前に、いまの事業者と当院の内訳を見比べていただくと、判断しやすくなると思います。
切り替えれば良くなりますか?
体の変化には個人差があり、良くなるとお約束することはできません。ただ、担当が続けて関わり、その日の施術内容や状態を丁寧に報告する体制であれば、ご自身でも見通しを持ちやすくなります。まずはご相談のうえで、続けられそうかをご判断いただくのがよいと思います。
ケアマネジャーに相談せずに切り替えても大丈夫ですか?
切り替えそのものはご本人・ご家族の判断で進められますが、担当のケアマネジャーがいる場合は共有しておくことをおすすめします。ケアプラン全体と足並みをそろえやすくなり、主治医との連携も進めやすくなります。当院からケアマネジャーや主治医への連絡・調整も支援します。
二重に受けてしまって、両方から請求が来ることはありませんか?
同じ期間に複数の事業者から重ねて施術を受けることは想定されていないため、切り替えの際は「いつまでがいまの院、いつからが当院」という線引きを明確にします。月の区切りで整理すれば期間が重ならず、重複して請求が発生することは避けられます。この段取りも一緒に確認します。