
「申し込んだら、どれくらいで来てもらえますか」。これは、ご本人やご家族から最初によくいただくお尋ねです。痛みやこわばりで日々の動きがつらいときほど、一日でも早くと思うのは自然なことです。結論から言えば、ご連絡から施術開始まではおおむね一週間前後が目安ですが、医師の同意書がいつそろうかで前後します。申し込みから開始までの流れと、期間が決まる仕組みを正直にご説明します。
この記事のポイント
訪問鍼灸マッサージは「医療保険」を使うため、医師の同意書がそろってはじめて保険での施術を始められます。流れは、相談→体の状態と通院状況の確認→保険の対象になりそうか確認→医師の同意書の手続き→開始、という順です。全体の日数はおおよそ一週間前後で、受診のタイミングや医療機関の対応によって短くも長くもなります。同意書の段取りは院が手伝うので、ご家族が全部を抱える必要はありません。相談だけなら費用はかからず、要介護認定も不要です。
いちばん日数を左右するのは、同意書がいつ手元に届くか
「申し込んだら、何日で受けられますか」。最初のお電話でよくいただく質問です。正直にお答えすると、決まった日数はありません。ただ、日数の大半を決めているものはハッキリしています。医師の同意書がいつ手元に届くか、です。訪問鍼灸マッサージは医療保険(療養費)を使う施術で、対象となる神経痛やリウマチ、頸肩腕症候群、五十肩、腰痛症、頸椎捻挫後遺症といった症状について、担当の医師に同意書を書いていただく必要があります。この書類がそろえば、あとは日程を合わせるだけ。逆にここで時間がかかると、開始も後ろにずれます。ですから所要日数の話は、ほぼ同意書の話だと考えていただくと分かりやすいです。
相談したその日にできること
お電話をいただいた当日にも、進められることはいくつもあります。まずお身体の状態や、いま困っていること、お住まいの場所をうかがいます。そのうえで、訪問できる曜日や時間帯の候補をすり合わせ、初回の訪問日を仮に決めてしまうことも多いです。同意書の書式は当院で用意しますので、ご家族に取りに来ていただくような手間はありません。受診の予定が近ければ「次に病院へ行かれるとき、この書類を先生に渡してください」とお伝えするところまで、初回のやり取りで済むこともあります。要介護認定は必要ないので、その申請を待つ必要もありません。動き出しは、思っているより早いと感じる方が多いはずです。
すでに同意書がある、受診が近い場合
いちばんスムーズなのがこのパターンです。過去に同じ症状で同意書を書いてもらったことがある、あるいは近いうちに定期受診が控えている。こうしたときは、書類がそろうまでの待ち時間がほとんどありません。同意書が手元にある方なら、日程さえ合えば数日から一週間ほどで施術を始められることもあります。定期受診がすぐそこという方も、その受診で書いていただければ、そこから一気に話が進みます。「もう病院には来週行く予定なんです」という一言があるだけで、段取りはずいぶん組みやすくなります。
これから受診して書いてもらう場合
まだ同意書がなく、これからかかりつけの先生にお願いする。この場合は、次の受診日がいつになるかで開始時期が前後します。来週受診の予定があるなら、そのタイミングで書いていただき、書類が戻り次第スタート。一方で、次の受診がひと月ほど先という方は、どうしてもそこまで待つ形になります。医師によっては、書類を受け取ってから記入して返すまでに数日かかることもあります。このあたりは医療機関の対応しだいで、当院だけでは早められない部分です。だからこそ「必ず何日で始まります」とは言い切れません。ただ、いまお身体がどういう状態で、次の受診がいつごろかを教えていただければ、現実的な見通しはお伝えできます。同意書のしくみそのものについては「医師の同意書とは?取得の流れと注意点」で詳しくまとめています。
できるだけ早く受けたいとき
退院した直後で痛みがつらい、なるべく間を置かずに始めたい。そうした事情があるなら、遠慮なくご相談ください。急ぎたい場合にできる段取りがいくつかあります。ひとつは、次の受診予定を少し早められないか、かかりつけの病院に相談してみること。もうひとつは、当院が同意書の書式をあらかじめ用意し、受診のときにすぐ先生に渡せる状態にしておくことです。書類の行き来を一往復でも減らせれば、そのぶん開始は近づきます。退院直後などで気持ちが急いているときほど、何が今日できて何が受診待ちなのかを整理するだけで、少し楽になるものです。無理に急かすことはしませんが、事情をお話しいただければ、いっしょに最短の道すじを考えます。
待っている間にしておくと、あとがスムーズなこと
同意書を待つ数日から一週間ほどの間も、まったくの空白ではありません。施術を受ける部屋の周りを少し片付けておく、普段飲んでいるお薬や過去の診断について思い出しておく。こうした準備があると、初回の訪問がぐっと進めやすくなります。費用の見通しも先に立てておくと安心です。施術は1回の総額が3,950円で、1割負担の方なら1回およそ395円。週2回のペースで受けると、1割負担でひと月およそ3,160円という計算になります。別途の出張費はいただきません。機能訓練も施術に含みます。これらに追加の料金はかかりません。介護保険の限度額とは別の枠なので、デイサービスなどを利用中の方も併用できます。申し込みから施術が始まるまでの全体像は「お問い合わせから施術開始までの流れ」にまとめてありますので、あわせてご覧ください。どの院に頼むか決めきれていない段階でしたら、「訪問鍼灸マッサージ院の選び方|家族が確かめたい点」で確かめたい点を挙げています。
日数の見通しは、遠慮なく聞いてください
ここまで書いてきたとおり、開始までの日数は同意書がいつ届くかで決まり、それは受診のタイミングや医療機関しだいで動きます。同じ「これから申し込む」方でも、来週受診の人とひと月先の人では話が変わってきます。ですから、目安をひとくくりにお伝えするより、あなたの状況をうかがってから見通しをお返ししたいと考えています。訪問鍼灸マッサージは病気そのものを治すものではなく、効果の出方にも個人差があります。それでも、いつから受けられるのかという不安は、段取りをひとつずつ確かめれば小さくできます。急ぐ理由があるかどうかも含めて、まずは気軽にご相談ください。
各ステップでこちらが何をするのかはご利用の流れのページにまとめています。
よくある質問
申し込んでからどれくらいで始められますか?
多くの場合、ご連絡から一週間ほどが目安です。ご相談のあと数日のうちに訪問して状態を確認し、そこから医師の同意書をお願いする流れが標準的だからです。ただし同意書の取得状況によって前後します。
同意書をもらうのに時間がかかりそうです。なぜですか?
同意書はかかりつけの医師に書いていただく書類なので、次の受診まで日が空くと、その日を待つあいだ日数が延びます。医師によっては作成にお時間をいただくこともあります。受診が近い方は、その診察のときにお願いすると早く進みます。
急いで始めたいのですが、どうすればよいですか?
急ぎのご事情をご連絡のときにお伝えください。今の受診状況をふまえて、できるだけ早く始められるよう段取りします。かかりつけの受診が近ければ、数日で開始できることもあります。
相談だけでもできますか?費用はかかりますか?
はい、相談だけで構いません。お体の状況やご希望をお聞きするところから始められます。相談だけなら費用はかかりませんし、その場で契約を迫るような無理な勧誘もしません。
利用するのに要介護認定は必要ですか?
必要ありません。訪問鍼灸マッサージは医療保険を使うサービスで、前提になるのは医師の同意書です。介護認定の有無にかかわらずご相談いただけます。
費用はいくらくらいですか?
1回の施術の総額は3,950円で、1割負担の方なら自己負担は約395円です。別途の出張費はかからず、エリア内は同額です。この費用は介護保険の限度額とは別枠で計算します。
始めるとき、何を用意すればいいですか?
マイナ保険証か資格確認書と、医師の同意書が主なものです。同意書の様式の準備や医師への依頼は当院が段取りしますので、ご家族がすべてを整える必要はありません。
申し込んだその日から来てもらえますか?
同意書が整っていない段階では、保険での施術は始められません。まずはご連絡いただき、状態の確認と同意書の準備を進めます。受診のタイミングによっては数日で始められることもあります。