
デイサービスや通所リハビリに通っているけれど、訪問鍼灸マッサージも一緒に受けられるのだろうか――。介護のサービスをいくつか使っていると、こうした疑問がわいてきます。限度額を超えてしまわないか、自己負担が増えないか、気になるところだと思います。結論からいえば、基本的に併用できます。のびのび訪問施術院は医師の同意にもとづく医療保険で鍼やお灸のケアを行っており、介護保険とは枠が別だからです。この記事では、その仕組みと一週間への組み込み方をお伝えします。
要点から。デイサービスや通所リハビリと訪問鍼灸マッサージは、基本的に一緒に使えます。デイなどは介護保険、鍼灸は医師の同意にもとづく医療保険と枠が別のため、介護保険の区分支給限度額とは関係なく鍼灸を追加できます。国家資格を持つはり師・きゅう師がご自宅へうかがい、鍼灸の自己負担は1回の総額3,950円に対し、1割で約395円、2割で約790円が目安。別途の出張費はかかりません。デイに行った日でも体調を見ながら受けられます。ケアマネジャーと足並みをそろえ、一週間に無理なく組み込む形を一緒に考えます。
結論から――基本的に併用できます
まず結論をお伝えすると、デイサービスや通所リハビリと訪問鍼灸マッサージは、基本的に一緒に使えます。理由は、それぞれが使っている保険の枠が違うからです。デイサービスや通所リハビリは介護保険のサービス、訪問鍼灸マッサージは医師の同意にもとづく医療保険を使ったケアです。
枠が別なので、介護保険のサービスをめいっぱい使っている方でも、それとは別に医療保険での鍼灸を受けられます。今のケアプランをそのままに、こわばりや痛みを和らげる時間を上乗せできる、と考えていただくと分かりやすいかもしれません。
介護保険の限度額に、鍼灸は含まれるの?
含まれません。介護保険には使えるサービスの量に上限(区分支給限度額)があり、デイサービスや訪問介護などはこの枠の中でやりくりします。一方、医師の同意にもとづく鍼灸は医療保険を使うため、この介護保険の枠とはまったく別に受けられます。
つまり、鍼灸を足しても介護保険の限度額を圧迫しません。デイやヘルパーの利用量を減らす必要もありません。ここは仕組みが分かりにくく混同されやすいところなので、はじめにご説明しています。介護保険の枠を気にせず鍼灸を追加できる、というのがいちばんの要点です。
デイに行った日でも受けられる?
デイサービスに行った日でも、帰宅後などに訪問鍼灸を受けられます。その日のご本人の体力や疲れ具合を見ながら、無理のない時間にうかがうよう調整します。通所でしっかり動いた日は疲れも出やすいので、様子によっては別の曜日に回すこともあります。
「通所のあとは横になりたいから午後遅めに」「この曜日が都合がよい」といったご希望もうかがいます。詰め込みすぎず、体の負担にならない範囲で。暮らしのリズムに合った受け方を一緒に決めていきます。
通所と訪問で、役割を分ける
デイサービスや通所リハは、人と交わり、まとまった時間、体を動かす場です。一方で、その日にたまった疲れやこわばりを、家に帰ってからゆっくり和らげる時間はなかなか取りにくいものです。訪問鍼灸は、そこを担えます。
たとえば通所で歩く練習をがんばった日の翌日に、張った足腰を訪問で和らげておくと、次の通所にも臨みやすくなります。動と静を交互に置くことで、体に無理がかかりにくくなります。どちらか一方ではなく、役割の違うものを重ねることで、暮らしの支えに厚みが出てきます。
一週間の予定に、無理なく組み込む
複数のサービスを使うときは、一週間のバランスが効いてきます。予定を詰め込みすぎると、かえって疲れてしまうものです。通所で体を動かす日、家でゆっくり過ごす日、訪問で体をいたわる日、というようにメリハリのある一週間を組み立てると、続けやすくなります。
通所に行かない日に鍼灸を入れておくと、間があきすぎず、一週間を通して体の状態を見てもらえる安心も生まれます。その方の体力や生活のリズムに合わせて、訪問鍼灸をどの曜日に入れると無理がないか、一緒に考えていきます。
それぞれの自己負担はどうなるの?
介護保険のサービスと医療保険の鍼灸は、それぞれ別に自己負担がかかります。デイサービスの利用料は介護保険の割合に応じたものが別に発生します。鍼灸のほうは、のびのびの場合、1回あたり総額3,950円で、自己負担は1割で約395円、2割で約790円、3割で約1,185円が目安です。この負担に別途の出張費(出張料・交通費)が上乗せされることはなく、エリア内はどこでも同額です。
大事なのは、この鍼灸の費用が介護保険の枠を圧迫しない点です。デイやヘルパーの利用量を減らさずに、そのまま鍼灸を足せます。たとえば週1回うかがう場合、ひと月の鍼灸の自己負担はおよそ1,580円(1割の方)が目安。お支払いは月ごとにまとめてで、毎回、施術内容がわかる明細をお渡しします。内訳はあとからでも確認できます。
ケアマネジャーと足並みをそろえて
複数のサービスを使うときは、全体を調整するケアマネジャーとの連携が助けになります。鍼灸を組み合わせたいときは、あらかじめケアマネジャーに一声かけておくと、一週間のケアプラン全体の中に位置づけてもらえます。
医療保険の鍼灸はケアプランの限度額には含まれませんが、体調の波や通所の予定を把握しているケアマネジャーと足並みをそろえておくと、時間の重なりも避けやすくなります。のびのびでも、施術のたびに気づいた体の変化をお伝えし、ケアマネジャーと情報を分かち合いながら連携します。同意書をそろえる手続きなども、当院がお手伝いします。
それぞれの良さを生かし、暮らし全体を支える
デイサービス、通所リハビリ、訪問鍼灸マッサージは、それぞれに違った良さがあります。人と交わり活動する場、体を動かし鍛える場、そして家でこわばりや痛みを和らげる時間。どれか一つに絞るのではなく、その方の暮らしに合わせて組み合わせることで、支えはより厚くなります。効果には個人差がありますが、役割の違うものが一週間の中にほどよく収まると、続けやすくなります。
今使っているサービスに鍼灸をどう加えると無理がないか、ケアマネジャーとも相談しながら一緒に考えていけたらと思います。組み合わせや曜日のことで迷ったら、今の一週間の過ごし方をお聞かせください。
よくある質問
デイサービスと訪問鍼灸は、同じ週に両方使えますか?
使えます。デイは介護保険、鍼灸は医師の同意にもとづく医療保険と枠が別なので、介護保険の限度額とは関係なく鍼灸を追加できます。同じ日でも、体力を見ながら帰宅後などにうかがえる場合があります。
鍼灸を足すと、ケアプランの限度額が足りなくなりませんか?
なりません。鍼灸は医療保険を使い、介護保険の区分支給限度額には含まれない別枠です。デイやヘルパーの利用量を減らさずに、そのまま上乗せできます。
通所リハビリに通っていても併用できますか?
できます。通所リハは介護保険、訪問鍼灸マッサージは医療保険なので、枠が別で両立します。運動の日と体をいたわる日を分けて組むと、一週間にメリハリが出ます。
デイに行った日に受けると体に負担ではありませんか?
その日の疲れ具合を見ながら、無理のない時間に調整します。疲れが強い日は別の曜日に回すこともできます。詰め込みすぎない範囲でうかがいます。
鍼灸の自己負担はいくらくらいですか?
1回あたり総額3,950円に対し、1割で約395円、2割で約790円、3割で約1,185円が目安です。別途の出張費はかからず、エリア内は同額。お支払いは月ごとにまとめてで、明細をお渡しします。
組み合わせの相談はケアマネジャーにすればよいですか?
あらかじめケアマネジャーに相談しておくと、一週間の予定の中に位置づけてもらえます。同意書などの手続きはのびのびがお手伝いし、気づいた体の変化も共有しながら連携します。
訪問リハビリとの役割のちがいは、訪問リハビリとの違い・どちらを選ぶかで整理しています。


