高齢の方の手にそっと触れる、のびのびの施術者の手

「訪問マッサージ きつい」「訪問マッサージ やめとけ」。そう検索して、このページにたどり着いた方もいるかもしれません。せっかくなので、良いところばかりでなく、大変なところも正直に書きます。そのうえで、それでも続けている人が多いのはなぜか、をお伝えします。

正直に言うと、大変だと感じやすいのはこんなところ

まず、しんどいと言われやすい点から隠さずに書きます。ひとつは移動が多いこと。一日に数軒を回るので、雨の日や、真夏・真冬の移動はやはりこたえます。もうひとつは、基本的に一人で訪問すること。院のようにすぐ隣に先輩がいるわけではないので、はじめのうちは心細さを感じる人もいます。

そして、相手の体調に責任を持つこと。訪問先で血圧などを確かめ、その日の状態を見て判断する場面があり、気を抜けないときもあります。体を動かす仕事なので、体力もそれなりに使います。これらは、正直に言えば「楽な仕事です」とは言えない部分です。

でも、思っているほどではない理由

そのうえで、実際に働いてみると「思っていたよりは大変じゃない」と言う人が多いのも事実です。理由はいくつかあります。

移動は、基本が直行直帰です。院に立ち寄る必要がなく、朝は一軒目へ直接向かい、最後の訪問を終えたらそのまま帰れます。回る順番をうまく組めば、ムダな移動は減らせます。件数も、無理に詰め込むことはありません。もちろん目安となる件数はありますが、数だけを追うのではなく、一軒ずつ落ち着いて回れることを大切にしています。

そして、一人で訪問しても、ひとりぼっちではありません。困ったときはすぐに連絡でき、急な体調の変化や判断に迷う場面は、事務所や先輩と一緒に対応します。「全部を自分で背負う」わけではない、という安心感は、続けるうえで大きいところです。

それでも続ける人が多いのは、なぜか

大変さがあってもなお、この仕事を選び続ける人がいます。いちばんよく聞くのは、「ありがとう」が近い、という声です。一対一で、暮らしの変化にすぐそばで立ち会える。歩けなかった方が数歩あるけたとき、その喜びをいちばん近くで見られます。

自分のペースで働けることを挙げる人も多いです。院の慌ただしさや、待合室の接客に疲れていた人ほど、落ち着いて体に向き合えるこの働き方が合う、と言います。最後の訪問で一日が区切れるので残業がほとんどなく、家族との時間や自分の時間を守りやすいのも、長く続く理由のひとつです。

続けるほど経験が強みになり、年齢を重ねても働きやすい。そこに魅力を感じる人が集まっています。

「向いている人」と「しんどく感じやすい人」を正直に

向いているのは、一対一でじっくり向き合いたい人、自分のペースで働きたい人、人の暮らしに関心を持てる人です。反対に、常に誰かがそばにいないと不安な人、移動そのものがどうしても苦手な人は、はじめは戸惑うかもしれません。

ただ、そうした不安の多くは、始める前の不安です。同行研修や連絡体制で支えられるうちに、「思ったより一人じゃなかった」と感じる人がほとんどです。合うかどうかは、やってみないと分からない部分もあります。

「きつい」の中身は、資格によって少し違います

あん摩マッサージ指圧師として働いてきた方と、鍼灸師として働いてきた方とでは、しんどさの感じ方が少し違うようです。

あん摩マッサージ指圧師の方からよく聞くのは、手を使う量です。院で1日に何人も続けて施術していると、手首や親指、腰に負担が積み重なっていきます。訪問はその点、1軒ごとに移動が挟まるので、同じ姿勢が続きにくく、間で体を伸ばせます。かわりに、移動そのものの負担が増えます。

鍼灸師の方からよく聞くのは、院にいたときの集客や指名のプレッシャーです。訪問では、医師の同意にもとづいて継続してうかがう形になりますので、新規のお客様を取ってくる感覚はほとんどありません。そのかわり、その日の体調を見て判断する場面が増えます。

どちらも、きつさの種類が入れ替わる、という言い方がいちばん近いと思います。何がしんどいかは人によりますので、いまご自身が何をつらいと感じているかを面接でお聞かせいただければ、それが訪問で軽くなるのか、かえって重くなるのかを正直にお話しします。

体を壊さずに続けるために、現場でしていること

この仕事でいちばん多い離脱の理由は、体を痛めることです。ですから、力任せの施術をしないことを基本にしています。強く押すほど良いというものではありませんし、その方に合った力加減で行うほうが、結果として無理がありません。

件数も、詰め込むことを前提にしていません。目安はありますが、数だけを追うと移動も施術も雑になります。担当の持ち方や1日の件数は、ご本人の体力や生活に合わせて相談しながら決めています。

移動は社用車のほか、電動自転車やバイクも選べます。担当エリアや運転の得手不得手に合わせて相談できますので、車の運転に不安がある方も働いています。

「やめとけ」と書かれる理由を、ひとつずつ見ていきます

給料が安い、という話。これは求人の形によります。歩合の比重が大きいと、担当が減った月にそのまま収入が下がります。のびのびは月給制です。金額と内訳は「訪問マッサージの給料はいくら?」でご紹介しています。

営業がつらい、という話。自費の施術や物販の目標を課される形もあります。のびのびにはそうしたノルマがありません。

体力的にきつい、という話。移動はあります。ただ、同じ姿勢が続かないぶん、院の中よりも体への偏りは少ないという声もあります。

将来性がない、という話。ここは逆だと考えています。通いたくても通えない方はこれから増えていきます。くわしくは「鍼灸師の需要はこれからどうなる?」をご覧ください。

不安なことは、応募の前に聞いてください

文章だけでは伝わらないことも多いと思います。気になることや心配なことがあれば、応募の前に、お問い合わせや面談で遠慮なくお聞きください。働き方や一日の流れ、サポートのことまで、正直にお答えします。話してみて合わないと感じれば、無理に進める必要はありません。

よくある質問

Q体力に自信がなくても大丈夫ですか。

A力任せの施術ではなく、その方に合わせた力加減が中心です。移動はありますが、件数を詰め込みすぎないので、体力に不安がある方も無理なく続けています。

Q運転が苦手でも働けますか。

A車・自転車など、担当エリアに合わせた移動手段を相談できます。運転が不安な方は、その点も面談でお話しください。

Qノルマはきついですか。

A数だけを追う働き方ではありません。目安となる件数はありますが、一軒ずつ丁寧に回ることを大切にしているので、常に時間に追われるような働き方にはなりにくいです。

Qクレームや急変が怖いのですが……。

A一人で抱え込ませない体制にしています。判断に迷う場面や急な体調変化のときは、事務所や先輩と一緒に対応します。

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